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私たちの取り組み
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板橋いきいき8020

歯科の治療は、患者さんの協力が欠かせません。「お口を大きく開けてください。開けたままにしていてください。手を出さないでください。お鼻で息をしてください。嚙んだままじっとしていてください。傷口に当てているガーゼを20分間噛んだままにしていてください。抜いた傷口を3日間は触らないでください。麻酔が切れるまで唇やほっぺたを触ったり噛んだりしないでください。(義歯の型取りの際)唇を尖らせてください。ベロを前に突き出してください。唇をイーという感じに引いてください。」などなど。
認知症が進行した患者さんでは、このようなコミュニケーションが十分に取れないため、治療そのものが危険であったり、義歯製作が困難であったりします。その場合、歯数が少ないと食事は軟食、ミキサー食など、調理方法で対応することになります。これらは水分量が多いので栄養価が低いため、栄養補助食品(飲料)を取り入れることを検討する必要があります。
一方、咀嚼を行える歯数がある場合や、認知症発症前やごく初期から安定している義歯を使っていてその扱いが習慣化している場合は、認知症がある程度進行しても普通食を召し上がることができます。  認知症と診断されたらできるだけ早く歯科医院を受診して必要な治療を済ませることを強くお勧めします。治療後は健康保険で通院による口腔清掃を受けることができます。通院困難な状況になったら、介護保険で月4回まで歯科衛生士による訪問口腔清掃を受けることができます。ご家族とご一緒に同じお料理を召し上がっていただくことは、ご本人だけでなくご家族にとっても望ましいことではないでしょうか。
 なお、訪問歯科診療のできる歯科医院は、「私たちの取り組み」ページにある「板橋区歯科医師会会員医療機関機能リスト」で調べることができます。インターネットをご利用できない場合は、板橋区歯科衛生センター(電話03-3966-9393 平日の午後1時から5時)にお問い合わせください。

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